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小学校教師「れれれさる」の日記です。現在、6年生を担任しています。


by rerere-saru

11月27日(月) このところ思うこと(-^〇^-)

 子どもたちと一緒に毎日過ごしていると、よく「これっていいなあ」と思う状況に出会うことがあります。だれかに話すまでではないのですが、なんだか心があったまるような感じの状況。職員室では問題行動や悪い部分がつい話題にあがりがちなので、なんとなくだれにも話さないまま過ぎ去ってしまうのですが、やっぱりそうした子どもたちの姿があるからこそ、いろいろと大変なことがあってもやっていけるのかなと思うこともあります。
 うちのクラスの子たちで一番感じるいいなあという状況の一つに、だれかがけがをしたり具合が悪くなった時のほかの子の対応です。まず間違いなく僕よりも先にだれかがその子のそばに行って、様子を聞いています。たとえば大縄をしていて、ちょっと転んだ子や縄が顔に当たって泣いている子が出たときなど、僕が行くまでもなく何人もの子どもたちがその子を囲んでいるというようなことがよくあります。 
 本当は、一つ一つをほめてあげたいのですが、子どもたちのその行動がごく自然なので、ついそのままになってしまうようなこともしばしばあり、今考えて見ると、これってとってもすてきなことなんだよなあと感じます。なんとかこのやさしい気持ちのまま6年生になってほしいなと願っています。
 もう一ついいなあと思っていることに、子どもたちの教え合う姿があります。算数などで課題を示して出来る子はどんどん進んでいいような時間をとることもあるのですが、そんな中で分からないで悩んでいる子がいると、まわりの子がごく自然に教えてあげる様子がよく見られます。教えてあげる子も優越感を味わいたいためにそうしているふうでもなく、時には自分の課題が多少遅れても教えてあげる場面も見られます。教えている子が分かると、教えている方も嬉しそうにしている姿も見られます。
 よく考えて見ると、僕はこんな子たちにずいぶん助けられているなあと思います。そういえば、先週までやっていた版画も、早く刷り終わった子が、次に刷る子へ手順を教えたり、いっしょにこするのを手伝っていた場面がたくさんありました。気がつくと、今度は手伝ってもらっていた子が手伝う立場にまわっていました。
 他にも、授業中、きちんとやっていない子がいると注意しあったり、集団で行動すべきときに声をかけあったり、考えて見るとほんとうはいっぱいいっぱいほめてあげるべきところがあるんだなあとこれを打ちながら感じています。暗いニュースばかり話題になる昨今の学校ですが、きっと全国のどこの学校のどこのクラスだって、こんなふうなちょっといいなあと思う場面はあるはずです。一番近くでそれを見ている僕らこそ、そんな子どもたちをもっともっと、ほめてあげたり伸ばしてあげたりするべきなんだろうなと思います。僕も、機会を見つけて、あの子たちのいいところをいっぱいほめてあげようと思います。
by rerere-saru | 2006-11-27 22:22 | れれれさるの学級日誌