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小学校教師「れれれさる」の日記です。現在、6年生を担任しています。


by rerere-saru

7月31日

 今朝の新聞の1面に『学校独自にクラス編成』という記事が載っていました。文部科学省は、公立小中学校が1クラス40人に達していなくても学校裁量で加配の先生を担任にするなどして学級の人数を変えることができるように義務教育標準法の改正案を国会に提出するのだそうです。
 一見、僕らの要求している40人学級をもっと少人数にという要求にあっているように感じるかもしれませんが、ようするに「加配の先生の保障はしませんが、できるならどうぞ・・・」ということですよね。もっといえば「国としては、少人数学級は見送り」ということですよね。文部科学省が以前試算した30人学級実現のための新規教員の必要数は全国で11万人、給与は7800億円。これがムリなので、財源の保障はしませんができるならどうぞ、ということでは結局はほとんど実施されないのが現状なのでしょうね。
 うちのクラスは現在40人ですが、この夏休みに一人転入がありそうで、9月からは教室に41人分の机をおいて学習することになりそうです。加配もほとんどないうちの市のような状況では、当分40人学級問題は解消されないのでしょうね。以前は、28人や30人といったクラス担任が多かったので、今の40人と比べて一人一人にもっと関われていたなあと正直感じます。成績処理など人数が増えれば、単純に仕事量やかかる時間が増える仕事もけっこうたくさんありますし、一人一人に関わる時間も当然減ってきますしね。やっぱり一律に1学級の人数を減らす少人数学級化を文部科学省には考えてもらいたいのですが・・・。
 さて、毎週日曜日は朝7時半頃にアラームをセットしています。日曜日ということでけっこうそのまま無視して寝てしまうことも多いのですが、起きられる時は、NHKの『わくわく授業』と『ようこそ先輩』を見ています。今日は、起きることができたので、どちらも見ていました。子どもたちが生き生きと活動するための先生の下準備や配慮、アイデアなどは本当に参考になる場面がたくさんあります。願わくばもう少し朝寝坊しても見られる時間にやってくれるともっといいのですが。
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by rerere-saru | 2005-07-31 16:06 | れれれさるの学級日誌