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小学校教師「れれれさる」の日記です。現在、6年生を担任しています。


by rerere-saru

7月5日

 1時間目はボランティアの方に入っていただいての英語活動。今日は数の数え方と数の尋ね方を学びました。毎回、ゲームを入れながら活動しているのですが、ここにきて僕もボランティアの方も子どもたちもリズムが少しずつつかめてきたのかなという感じがしています。一番むずかしいのがそれぞれの担任とボランティアの先生との役割分担の部分で、3回目でもまだまだよりよい方法を模索中といった感じであるのですが、ボランティアのみなさんがとても協力的でそれぞれのクラスの状況にあわせながら授業をしていただいて本当に感謝しています。
 2時間目は「本の広場」という国語の学習で、自分で選んだ本を読んでそれをみんなに紹介するという学習に入りました。うちの教室は、図書室やパソコン室に一番近い場所にあるので、本を選んだ子どもたちは図書室で読む子もいれば、教室に戻って読む子もいました。別に場所などは指定したりしませんから子どもたちも思い思いの場所で静かに本を読んでいました。それにしても図書室やパソコン室のすぐ近くの教室というのはいいですね。去年この教室だった先生が「あそこの場所いいわよ、図書室もパソコン室も隣だから空いていればすぐつかえるし・・・」と言っていましたが、まさにそうです。調べたい時に教室を出てすぐ調べにいけるというのは実に便利です。僕は課題が終わった子には、「今必要だと思う学習をしていいよ」といった時間をよくとるのですが、そんな時間にもこの立地条件はなかなか効果的だと感じています。終了時間だけ伝えられた子どもたちが教室で図書室でパソコン室でそれぞれ活動している時間というのも一つの学習スタイルなのかもしれないなと最近感じています。そうした時間は時間に余裕のあるときしか確保はできませんが、これからも意識してとっていけたらいいなと思っています。
 6時間目に体育館がとれたので、マット運動の最後の学習をしました。子どもたちには、小学校最後のマット運動なので、連続技か2人以上で技を合わせるシンクロ技をビデオに撮る「卒業検定」をするよと最初から予告していたので、今日はビデオを持って子どもたちのマットの技を撮影してまわりました。一人一人が目的意識をもって学習に取り組んでいたのでこれまでの学習も見ていて感心する動きばかりだったのですが、ビデオにとってみると改めてそのことがよくわかりました。
 最後に全員を集め、みんなに見てもらいたい人を募集したところ、連続技2人、シンクロ技3組の立候補がありました。みんなの前で技を披露する子どもたち。拍手をしてあげる子どもたち。こうした場面があるからこそ、みんなで学習していく意味もあるのだなと改めて感じました。シンクロ技では、2人でぴったりと同じマットの技をするペアもいれば、6人でいっしょの動きをする女の子たちもいて、見ているほうも楽しめる技でもありました。
 片付けの場面も当たり前だとは思うのですが、やっと全員が自分のするべきことを考えて「指示まち」がなくなってきただけでなく、「声の掛け合い」をしながらできるようになってきて、子どもたちの成長ぶりを嬉しく感じていました。今僕が求めていること、というのがここにきてずいぶん子どもたちに伝わっていくようになった実感を感じています。
 
by rerere-saru | 2005-07-05 22:02 | れれれさるの学級日誌